道は次第に上り坂になりいつしか全身汗びっしょりになりながら樹林帯の荒れた登り坂をひたすらすすむ。
再び道は樹林帯の中の緩やかな傾斜の道になる。途中小さな流れを渡るので泥だらけの靴を洗うこともできるがそろそろ疲れもでてもう洗う気力もない。道は樹林帯を抜け残雪の残る沢沿いの急なのぼり道になり、斜面にはサクラソウやキンバイなどの高山植物も多く見られるようになる。
斜面を登りきると前トム平に到着する。広々とした平坦地が広がり快適な場所で、時間があればここで横になってしばらく休んでいたいような場所だ。ここからは展望も非常によくなり正面にはツリガネ山の稜線が続き、反対側にははるか大雪の山並みが望まれる。
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