伊吹山は山頂まで自動車道路があり車で容易に山頂へ行くことができるがそれではせっかくの伊吹山の魅力の一部しか見ることができない。登山道を歩き数多くの山野草に出会ってこそ伊吹山の魅力に接することができる。登山道はふもとからロープウエーで3合目まで行きそこから山頂まで歩くのが一般的だ。
ロープウエーを降りると数多くの山野草が咲く広い草原が一面に広がる。ここではウツボグサ、ハクサンフウロ、キバナノレンリソウなど多くの花が見られ、草原を過ぎるといよいよ登山道となる。石の多いやや歩きにくい道だが危険なところは無い。道の脇は潅木林が続くが足元には珍しいイブキフウロの花も見られる。
岩の多い道が終わると再び広い草原に出るここがちょうど5合目でベンチや売店なども有る。
ここから山頂までは草つきの斜面が続きまさに山野草の宝庫の中を歩く。道は斜面をジグザグに上がり、途中休憩場所もあるのでゆっくり花を楽しみながら山頂を目指す。歩き始めは黄色のウツボグサやレンリソウなどが多く見られたが高度を増すにつれオドリコソウやカノコソウが多くなりさらに上がり山頂近くになるとクサタチバナやグンナイフウロなどが目立ってくる。
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