丹 沢 の つ つ じ
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5月末から6月始めにかけて丹沢の稜線一帯は新緑の時期を迎えます。西丹沢から丹沢山にかけての稜線には丹沢の白い妖精ともいわれるシロヤシオやミツバツツジの花が枝いっぱいに花を咲かせます。しかし、シロヤシオツツジは気まぐれで、数年に一度、長い眠りから覚めたかのように突然枝いっぱいに花をつけます。
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<花の咲き具合 A:最高(花がギッシリつき葉は少ない) B:多い(花は多いが少し葉が混じる) C:中間(葉と花が混在する) D:少ない(葉が多く少し花が混じる) E:ほとんど咲かない> |
年
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状況
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2008 |
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2007 |
今年は1月2月が記録的な暖冬だったが3月4月に入ると一変して寒い日が続き4月の末には丹沢一帯びでかなりの積雪があった。そのせいか花の開花は遅れ気味。 5月18日三国山と大洞山へ出かけたが昨年と同様ツツジはほとんど咲いておらず花が咲いていたのは数本しかなかった。二分から五分咲きで周りの気を見ても全くつぼみは見られない。アザミ平あたりの方が花は多く見られたがそれもまばらだった。 |
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2006 |
今年は4月の気温が異常に低くサクラも4月10日頃に散った。山でも例年に比べ春の訪れは遅かった。それでも4月21日ユーシンではツツジの花は多かったがすでに大半が散っていた。5月5日例年より遅く雨山峠へ行ったが時期的には満開を少しすぎ散りかけていた。残念ながら花つきはきわめて悪く多い年には斜面のあちことで見られるつつじもまったく見られなかった。 5月3日三国山ではまったくつぼみも見られなかったので例年より1〜2週間遅く5月21日三国山へ行った。三国山では数本花が見られただけだったが大洞山ではもう少し多くの花が見られた。ちょうど時期的にはよかったが花の量は今年も少なかった。 |
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2005 (B-) |
今年は昨年と打って変わって寒い日が続き桜の開花も4月に入ってからだった。そのため今年の開花は遅いと思い5月8日に雨山峠へ出かけた。残念ながらすでにピークは過ぎており花付きも今年も悪いようだった。同日三国山へも行ったがこちらはまだつぼみだった。しかもほとんどつぼみもみられず今年もはずれ年の気配。 今年は久しぶりに花が見られたが、さて来年はどうなるのだろう。過去の例では数年花付きが悪いとCレベルの年がきて、その次の年はAかBレベルになる例がおおいようだ。ということは来年は当たり年ということになるのだが。 |
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2004 (D) |
今年は異常な暖冬で3月20日に都内でも桜が開花しツツジの開花も早そうだ。4月25日に三峰山では山頂がすでに満開、シロヤシオの花も咲き始めていた。しかし花つきは悪い。4月30日に西丹沢の畦が丸へ行ったがほとんど花は見られず、わずかに山頂付近でミツバの花が見られただけでつぼみも花びらの散った後もほとんど無かった。5月8日山中湖近くの三国山へ行ったが山頂一帯で数本の木に花が咲いていたのみで、つぼみも散った花びらも見られなかった。
本来ならば5月末が時期だが今年は残念なが1週間遅れての檜洞行きとなってしまった。箒沢からツツジ新道を歩いたが案の定ツツジはすでに散った後でミツバツツジがツツジ新道出会い付近でで見られただけだ。シロヤシオもほとんど散った後でわずかに数輪見られただけ。しかし散った後を見ても花は少なく、おそらく今年も残念ながら花付は悪かったようだ。 |
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2003 |
今年は昨年とは反対に寒い日が続き桜の開花も遅かった。5/4雨山に行ったがすでにミツバツツジはほとんど散った後だった。花付もそれほど良くはないようだった。5月10日山中湖近くの三国山に出かけたが昨年とは打って変わってまったくツツジの花はさいていない。つぼみもまったくついておらず今年は期待できない。 |
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2002 (D) |
2002年は記録的な暖冬で関東地方では3月末には桜が散ってしまうほど季節の訪れが早かった。4月27日に雨山峠、5月19日に畦が丸、そして5月25日に桧洞丸へでかけたが、雨山峠はまったくといっていいほど花は咲いていなかった。畦が丸は時期的に遅かったためかミツバツツジはほとんど見られず山頂付近で少し咲いている程度。桧洞丸はちょうど時期的にはよかったが昨年に比べかなり花は少なく、シロヤシオも葉が目立ち花はまばらについている木がおおかった。残念ながら今年は丹沢はどこも花付きが悪かった。しかし5月12日山中湖の近くにある三国山ではミツバツツジが小ぶりながら比較的よく咲いていた。 |
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2001 (B) |
今年は4月の気温が高くミツバツツジの開花が1週間ぐらい早かった。シロヤシオも早いかと思っていたがが5月26日の桧洞丸頂下の箒沢分岐付近ではちょうど満開から7分咲き程度で例年とほぼ同じであった。
(2001/5/26 桧洞丸つつじ新道から山頂へ。山頂下分岐から箒沢へ下山) |
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2000 (C) |
桧洞丸稜線の直前からシロヤシオの花が見られるようになったが、花のつきはピーク時に比べると半分ぐらいでミツバのムラサキが目立つ。
稜線に出るとツツジの花は多くなるがシロヤシオの花のつきがやや少ないせいか、ミツバツツジのピンクとちょうどいい具合にバランスし色のコントラストが美しい。箒沢の分岐付近は最も花が美しく、特にミツバツツジの花が大変きれいに咲いていた。桧洞丸の頂上へ向かう途中のバイケイソウの中にもシロヤシオが何本もあるがまだ3分咲き位でつぼみがおおい。
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1999 (E) |
丹沢山堂平から山頂までまったく花は見られない。丹沢山で数輪の花を見ただけで最悪の年だった。
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1998
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1997 (C) |
丹沢山堂平からの道と合流する地点の近くでやっと地面にちらほらと白やしおの花が見られるていど。ガレ場を過ぎたところに紫色のつつじが咲いている。一昨年には全く見なかったが今年は紫の花が多い。頂上に近づくにつれ次第につつじの花も多くなり、頂上付近まで来るとようやく白ヤシオの花が見られるようになった。ちょうど満開だが花の数は少なく葉が目立つ。頂上付近は白ヤシオと紫のミツバツツジがちょうど満開である。しか一昨年の滝のように咲き乱れる姿は見られなく花つきはあまりよくない。三峰の方も白より紫の方が多くちょうど満開で赤と白の花が同時に咲いている。
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1996
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1995 (A) |
丹沢山の天王寺尾根に出ると、枝が折れんばかりの純白の花をいっぱいに付けたシロヤシオの木が現れる。この新鮮で清々しい純白の花の美しさにしばし目を奪われてしまう。丹沢山頂上一体は残念ながらまだつぼみのままで、花は開いていない。三つ峰側へ少し下るとシロ
ヤシオの花が多く、8分から9分咲きで花の中に多少蕾が混じる状態であった。ムラサキのミツバツツジはまだ蕾で、開花までにはもう少し日数が必要である。山頂近くで登山道を外れ小高い所へ行ってみた。生憎まだつぼみだが見事なツツジの群落があり、辺りはまるで庭園の様な感じである。この花が一斉に開いた時にはさぞ素晴らしいことだろう。
(97/5/27 堂平〜丹沢山山頂および三峰稜線) |
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1994 (C) |
桧洞丸つつじ新道上部からミツバツツジの花が見られるようになる。しかし白ヤシオの花は少なく既に散っているようだ。高度を上げるに従いツツジの花は一段と増し、枝一杯にアカムラサキの花をつけたミツバツツジがそこここに見られるようになる。箒沢への分岐点に近づくと立派なミツバツツジの花に歓声が次々と聞こえてくる。
今年は白ヤシオの花は余り見られないが、代わりにミツバツツジが満開で清楚な白ヤシオと対象的に一面ピンクに覆われ華やいだ雰囲気である。箒沢のコースもミツバツツジの花は多く、これまでにない美しさであり、ブナの新緑とのコントラストがすばらしい。
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1993
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1992
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1991 (D) |
今年も桧洞丸へつつじ新道から入山。つつじは残念ながら今回は早すぎた。展望台から上が丁度見ごろであったが、肝心の分岐付近はまだ蕾で、新緑の芽が出はじめたところ。あと1週間後なら満開であろう。
(91/5/18 つつじ新道から桧洞山山頂) |
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1990 (E) |
昨年と同じコースで桧洞丸に登ったが山頂付近でちらほらと咲いている程度
(90/5/27 つつじ新道から桧洞山山頂) |
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1989 (E) |
昨年同様桧洞丸つつじ新道をから山頂まで歩いたが山頂付近でちらほらと咲いている程度で、昨年のような目を見張るばかりの花を見ることはできなかった。
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1988 (A) |
桧洞丸つつじ新道から入山。つつじ新道上部は満開のシロヤシオの花で一面埋め尽くされ、あまりの見事さに大感激。箒沢分岐あたりは特にみごとだった。頂上から熊笹の峰をとおり犬越路へ向かったが、この稜線もいたるところつつじの花が満開である。この稜線はシロヤシオよりむしろミツバツツジの方が多い。
(88/5/29 桧洞岳つつじ新道から熊笹の峰一帯) |
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