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北端の白砂山に始まる上信国境(群馬・長野県境)は延長約200Kmある。先ず、群馬県の北端を西に向かい志賀高原の最高峰横手山(2304.9m)の山頂を通り、南に向かう。交通の要衝渋峠から山田峠に至り南西に向きを変えて四阿山を通って鳥居峠に至るまでに廃道となった峠や所在の明らかでない峠を含めて9ヶ所ある。ここまでを「その1」として取り上げる。(ここでの4区分は纏めのための都合で区切ったものであり特別な意味はありません。) |
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鳥居峠から県境は南東に向きを変え鹿沢温泉を取り囲むような形の湯の丸高原を縫うようにして東へ進み、上信国境の最高峰である浅間山に達する。浅間山の噴火口を横切り最高点2568mを掠めて更に東へ進み、旧草軽電鉄の国境平駅の在ったあたりから南下して上信国境の峠の中心とも言える碓氷峠、入山峠に達する。この間にある峠は峠と言う名称がないものを含め10ヶ所、その1と合わせて上信国境延長約200Kmのほぼ北半分になる。 |
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上信国境の南半分は上信越自動車道碓氷軽井沢I/Cへの入り口になる和美峠から始まる。しかしこの区間の大部分を占める内山峠までは妙義荒船スーパー林道の開通によって幾つかの峠道はズタズタにされ不明な点が多い。また、星尾峠から先の部分は県境が自然の地形とは異なる複雑な入り組みがあり、「その4」の出発点である余地峠までの間は更に詳しく調べてみなくてはならない「謎」の多い区間である。 |
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余地峠から県境最南端の三国峠まではやや東に向きながら南下して行く、県境の西になる信州側は八ヶ岳の裾野に連なる高原地帯でカラマツ林と高原野菜の畑が続き、信濃川の上流である千曲川の源流地帯になっている。上州側は急峻な断崖を駆け下りるような地形になっていて、利根川の大支流のひとつである神流川の源流帯となっている。峠は10ヶ所あるが上州側からのアプローチは中々手強い所もある。 |
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宮城県と山形県の県境に位置する船形山は全国的な知名度は低いが深いブナ林に周りを囲まれた自然豊かな山で新緑や紅葉の美しい山だ。船形山への登山道はいくつもあるが、今回は最も古くから利用されている観音寺コースをとった。このコースは美しいブナ林の中を歩き今の時期はブナやカエデなどの紅葉を楽しめる素晴らしいコースだ。 |
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花の百名山のひとつ、東北の早池峰山は固有種やナンブやハヤチネの名を冠する花の種類も多く、全山にわたって多くの高山植物が見られ、まさに花の名山の名にふさわしい山だ。今回は河原坊登山口から山頂を目指し小田越登山口に下山するコースをとった。河原坊登山道と小田越登山道はそれほど離れていないが植生が大きく異なるのは不思議だった。 |
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栗駒山は東北中部宮城県と岩手県の県境に位置し、なだらかな稜線を持つ独立峰で、夏の高山植物、秋の紅葉の美しい山で多くの登山客でにぎわう。今回は紅葉たけなわの10月10日、イワカガミ平の中央登山道から山頂をめざし、東栗駒山経由で下山した。あいにく直前の暴風で紅葉は大部分が散ってしまったが、秋晴れの中点在する紅葉の登山道と伸びやかな景色、悪路の下山道と変化のある山歩きを楽しむことができた。 |
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蒜山は中国山地の中央部、大山の近くにあり、上蒜山、中蒜山、下蒜山の三つの山からなる独立峰のため裾野の広い美しい山様の山だ。三山を縦走するように登山道があり上蒜山、中蒜山、下蒜山のいずれからも山頂を目指すことができる。
今回は下蒜山は歩かなかったので上蒜山から中蒜山のコースを紹介する。この二山だけなら中蒜山から上り下蒜山に下山したほうが途中の岩場が登り道になり楽だろう。 |
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伊吹山は花の百名山の一つとしても有名な山で、春から秋まで数多くの山野草が咲きまさに山野草の宝庫だ。伊吹山は石灰岩の山で、石灰岩質特有の珍しい花も多く、「イブキ」とつく名前の花も数多く見られる。登山道がよく整備され春から秋まで多くの山野草が咲このすばらしい景観と豊富な山野草をだれでも楽しむことができるすばらしい山だ。 |
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越前岳は愛鷹山と総称される山のもっとも富士山側に位置する標高1504mの山で、アシタカツツジの自生地として有名なところだ。すでにツツジの盛りは過ぎてしまったが、富士山の展望をはじめ一面森林に覆われた緑豊かな景色が楽しめ、さらに名残のツツジをはじめ多くの花木や豊富な山野草を楽しむこともできる山だ。 |
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